霍山黄芽(かくざんこうが)

霍山黄芽は中国安徽省霍山県で生産され、黄茶に属します。嫩芽(若芽)を原料とし、伝統的で複雑な製茶工程を経て作られた茶葉は、形がまっすぐで、色は金黄色です。淹れた際には、茶湯から心地よい香りが広がります。

霍山黃芽

霍山黄芽の特徴

霍山黄芽は中国の歴史的な名茶で、800年前から発展し、貢茶(皇室に献上された茶)としても知られています。この茶は黄茶に属する芽茶で、嫩芽を原料にし、製造過程で軽い発酵を行うことで、黄茶特有の淡い黄色の茶湯と香りを形成します。最高級の霍山黄芽は、条索(茶葉の形)が緊密で、色は黄緑色、茶湯は澄んでいて明るく、清々しい香りとまろやかな味わいが特徴です。

製造の特徴

製造工程は非常に複雑で、重要なステップには殺青(さっせい)(高温で炒る)、蒸らし発酵(むらしはっこう)と乾燥が含まれます。蒸らし発酵は黄茶製造の核心的な工程であり、これにより茶葉内部の酵素がゆっくりと酸化され、茶葉に独特の香りと風味がもたらされます。霍山黄芽は、その繊細な香り、鮮やかな味わい、そして後味の甘さで、茶愛好家たちに深く愛されています。

霍山黃芽

淹れ方

茶器に制限はありません。水は川水や山泉水が最適で、水温は80度が理想です。茶と水の比率は1:50が最も適しており、つまり100mlの茶器に2グラムの霍山黄芽茶を使います。最初の抽出は約2分、その後の抽出は1回ごとに40秒ずつ増やしていきます。

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