高山烏龍茶は標高の高い山岳地帯で栽培されます。高山は気温が低いため、茶葉の成長が遅くなり、渋みや苦味成分が抑えられ、より甘みのある味わいになります。また、昼夜の寒暖差が大きいことで、茶葉の香りとコクが増します。
高山烏龍茶特色
| 苦味・渋みが少ない | 高山の冷涼な気候により、朝晩は霧に包まれ、日照時間が短くなります。そのため、茶葉に含まれるカテキン類などの苦味・渋み成分が抑えられます。 |
| 豊富なペクチンによる甘みとコク | 昼夜の寒暖差が大きいため、茶樹は寒さから身を守るために厚みのある葉を育てます。葉肉が厚くなり、ペクチンの含有量が増えることで甘みが強くなり、抽出したお茶はよりまろやかで、繰り返し淹れても味がしっかりと残ります。 |
| 独特な芳香 | 高山特有の環境と、台湾ならではの海洋性モンスーン気候の影響で、茶葉には特別な香りが生まれます。ある高山茶は蘭のような香りを持ち、またあるものは桂花（キンモクセイ）の香りが感じられます。最上級の台湾高山茶では、白桃のような香りが現れることもあります。 |
高山烏龍茶は甘みが強く、苦味・渋みが少ないのが特徴です。さらに、台湾の海洋性モンスーン気候の影響で、蘭や白桃のような華やかな香りが生まれます。